写真

貧者の赤道儀 (The Poor Man's Equatorial) - (2-h) フィールドソルバの精度

天体写真を撮って、フィールドソルバに掛けたとき、どのくらいの精度が得られるのだろうか。これまでのような用途であれば、1ピクセル以下だったら実用上問題なさそうでは有る。そもそもそういった精度が期待できるのか考えてみる。FITSの座標系については、…

貧者の赤道儀 (The Poor Man's Equatorial) - (2-g) NASAのMontage、その効果

重ねるほどにノイズが減ります。εOri付近、mViewにお任せなので、トーン拡張の条件はそれぞれ異なる。 mViewer -ct 1 -gray B_Uncorrected_Crop.fits -1s max gaussian-log -out B_Uncorrected_Crop.png 重ねあわせなし 10枚のMontage 100枚のMontage 999枚…

貧者の赤道儀 (The Poor Man's Equatorial) - (2-f) NASAのMontage

solve-fieldした後、Gチャネルの結果を他のチャネルに上書きして処理してみた。ズレは無くなるはずだ。 #!/usr/bin/bash for d in B G R; do cd ${d}; for f in *.tif; do solve-field ${f} --scale-low 5 --scale-high 15 -p -N `basename ${f} .tif`.fits …

貧者の赤道儀 (The Poor Man's Equatorial) - (2-e) NASAのMontage

NASAのMontageというツールセットでパノラマを作ってみるテスト。そもそもsky panorama専用の道具なのでうまく行くはず、と期待している。最終的にカラー画像が欲しいので、各チャンネル別のディレクトリに保存してそれぞれ処理してみた。 $ for d in B G R;…

貧者の赤道儀 (The Poor Man's Equatorial) - (2-d) CIAOのreproject_image

先日のreproject_imageとかreproject_image_gridとかを試した際、出力される画像がこちらの思うような平均画像ではなかった件、ちょっと見てみた。単純に画像の平均を考える際、同じ大きさ、オフセット無しであれば、入力それぞれの画素を足しあわせて枚数で…

貧者の赤道儀 (The Poor Man's Equatorial) - (2-c) CIAOで整列、検証

NASAはチャンドラX線観測衛星つうのを運営しておって、衛星のデータ解析のためにCIAOというツールを公開している。これに使えそうなコマンドが有るので試してみる。 CIAOのインストール*1 衛星はNASAだが、ツールはハーバード大学で開発している模様。下のリ…

貧者の赤道儀 (The Poor Man's Equatorial) - (2-b) Huginで調整

前回のテスト書き出しから微調整してみた。11枚の画像でヨーを最適化したんだが、結果は次のようになった。真ん中の6枚目を基準にすると、最適化されたヨーと時間から算出したヨーの差は順に、 -8, -1, +1, +1, 0, 0, -2, -1, -3, -4, -6 (e-3 deg)となった…

貧者の赤道儀 (The Poor Man's Equatorial) - (2-a) 視点の算出からテスト書き出し

フィールドソルバ(solve-field)の動作確認 以前記事にした、 貧者の赤道儀 (The Poor Man's Equatorial) - (2) 視点の算出 - ぽこにっき を別のアプローチでやってみようかなと。前回は、1. 撮影した赤緯などをおおよそ求め、2. Huginで複数枚を重ねあわせ…

AF-P DX NIKKOR 10-20mm f/4.5-5.6G VR

このレンズが調子良い。調子良すぎて困っている。わたしが愛用しているのはD7100、所謂APS-Cであり、これまでは超広角のレンズに不自由していた。それを口実に35mm判のカメラボディの購入を画策していたのだ。ところが、こんな価格でこんな解像の超広角レン…

無駄(そうでもない)フォーカススタック

昆虫のマクロ撮影などでよく使われるフォーカススタッキング。浅いフォーカスを補い、手前から奥までバッチリ解像という、毛唐の好きそうな技だ。好みの問題だろうが、ワシはそういうのはあまり。毛穴の写ったヌード写真みたいなもんだわ。んで、解像目的じ…

貧者の赤道儀 (The Poor Man's Equatorial) - (5) 南東の空

南東に限らず、真南でない場合はひと手間増える。今回のモデルケースは、5分間隔で撮影した12時間分の夜空。つまり、赤道儀として写真をスタックするのではなく、横に並べてパノラマを作成する。写真を整列させる手順は同じだ。このやり方が理解できれば、全…

RawtherapeeにWavelet Denoisingがキター

ウェーブレットでデノイズだと。まったく意味不明だが、想像するに。以前は、肌のキメを整えるのに、フォトショップで周波数ドメインのレイヤー拵えてしこしこ作業してたのを、のを〜、ウェーブレットで一発ぅ、みたいな。違うかなあ、多分遠からずやで。ウ…

貧者の赤道儀 (The Poor Man's Equatorial) - (4) コツなど

処理前と処理後を比較してみる。一枚目はRAWから目一杯コントラストあげて現像したもの。ノイズが酷い。二枚目は処理後。ノイズは掃き出され、M42が楽に確認できる。 まとめる暇もなく勢いで書いたのでとっ散らかってしまったが、引き続き「貧者の赤道儀」は…

貧者の赤道儀 (The Poor Man's Equatorial) - (3) スクリプトの準備

撮影フレームの赤緯が正確に判ったので、後は位置合わせして重ねあわせる処理を行う。これを自動化するためにシェル・スクリプトを用意する。シェル・スクリプトからはNonaとImagemagickやGraphicsmagickを呼び出す。が、Nonaは処理条件などをファイルで指定…

貧者の赤道儀 (The Poor Man's Equatorial) - (2) 視点の算出

何処の写真を撮ったのか、赤緯を知る必要がある。それもかなりの精度で。撮影時の計画で大体の位置は分かっていると思うが、それ以上は写真から算出する。算出すると言っても、決定的な方法はないので、泥臭い方法でやる。左は撮影した写真だが、上の方に明…

貧者の赤道儀 (The Poor Man's Equatorial) - (1) 真南の場合

先日カノープスを撮影した。 カノープス撮影 - ぽこにっき これだけでは勿体ないので、どこまでノイズを減らせるのか試してみることにする。要するに、カメラを固定して間欠撮影した夜空を変形させ、回転させ、位置合わせして重ねあわせ、平均してノイズを掃…

カノープス撮影

引っ越した。京都の真ん中から、中部地方へ。しばらくは友人も出来ずに「人」を撮影する機会は無さそうだ。スピードライトは後回しになりそうだ。何処へ引っ越しても、幼少から慣れ親しんだ星空はついてくる。見上げれば友人が居る、ということだ。家は南向…

スピードライト選定

そろそろスピードライトを買おうと思う。ストロボだかフラッシュだか。なんと呼ぼうと勝手だが、ピカっと光るヤツが欲しい。でも、カメラにもフラッシュ付いてんのに、別に買うと思うと高価いかもしんない。なので、細かい機能は別として、Nikonの値付けが妥…

The Fruit of the Spirit

自宅の前の植木、ずっとハナミズキだと思ってたんだが違った。ヤマボウシ(山法師、山帽子、学名 Benthamidia japonica)なんだと。今思えば、花も違ってたんだが、実が全く違う。柘榴というかサクランボというか、なんせ硬い。そして、表面の模様が特徴的だ。…

Rawtherapeeで歪み補正

Adobeのレンズプロファイル(.lcp)を読み込んで使用することが出来るとは知っていたが、試したことはなかった。RawtherapeeのTransformタブでLCPファイル名を指定してやれば良い。私の場合だと、~/.wine/drive_c/users/Public/Application\ Data/Adobe/Camera…

サンブンノイチ個展

実はこの十二月、近所のオープンギャラリーでグループ展をやった。人様に見てもらうレベルじゃないんだが、まあ、恥かいてでも、何か学ぶものがあるでしょう、つうことで。展示した五枚を選ぶのに、まるまる二ヶ月以上費やした。 正義と慈悲 正義とは何であ…

ロームのライトアップが復活した

株価低迷、無配当を理由に、ここ数年見送られてきたロームのライトアップが復活した。アベノミクス様だね。

RawTherapeeにLensfunの補正がクールー、かも

開発中だとさ。楽しみだ。 Google Code Archive - Long-term storage for Google Code Project Hosting.

センサークリーニング

要するに、掃除だ掃除。購入してから一度も掃除したことなかったが、重い腰を上げて掃除してみることにした。掃除前はこんな感じ。 きったねー。ポツポツとあるクレータみたいなの、一度軽く結露してたんじゃないかな。大きなホコリもひとつ見える。試しに、…

カメラリモート (5)

USB OTGでスマホ経由つうのが宜しくなかったので、結局、純正のリモートケーブルを購入した。Nikon リモートコード MC-DC2出版社/メーカー: ニコン発売日: 2008/09/19メディア: エレクトロニクス購入: 3人 クリック: 32回この商品を含むブログ (6件) を見る …

カメラリモート (4)

迷っててもしょうがないので、取り敢えずやってみることにした。一番安上がりなUSB接続を試してみる。OTGケーブルは¥850だった。Android側にはDslrDashboardっつうのをインストールした。 操作説明は無いが、まあ触ってれば分かる。下はキャプチャだが、上…

カメラリモート (3)

調べていくうちに混乱してきたような気がするので、もっかい当初の目的をハッキリさせとくべきだな。下の写真だ。 カメラ内蔵のインターバル撮影機能を使用して、国際宇宙ステーション (ISS)を撮影したものだ。30枚くらいを比較明合成して作る。で、ISSの軌…

カメラリモート (2)

Nikon純正品のみで、スマホアプリからワイヤレス操作することもできるらしい。接続はWi-Fiなので、カメラ本体にWi-Fiがない場合はユニットを追加しなければならない。ユニットは3600円くらい。 http://www.amazon.co.jp/%E3%83%8B%E3%82%B3%E3%83%B3-WU-1a-N…

カメラリモート (1)

カメラリモートと聞いて何が思い浮かぶか。 ワイヤレリーズ (ケーブルレリーズAR-3 - 概要 | アクセサリー | ニコンイメージング) 専用端子に接続するリモート (リモートコードMC-DC2 - 概要 | アクセサリー | ニコンイメージング) 多機能リモート (リモート…

皆既月食

先日の皆既月食を撮影した時の記録。先ずはStellariumで方向などを確認。で、撮影場所を確認。その時のノート。撮影は三時間。寒かった。