2016-01-01から1ヶ月間の記事一覧

貧者の赤道儀 (The Poor Man's Equatorial) - (5) 南東の空

南東に限らず、真南でない場合はひと手間増える。今回のモデルケースは、5分間隔で撮影した12時間分の夜空。つまり、赤道儀として写真をスタックするのではなく、横に並べてパノラマを作成する。写真を整列させる手順は同じだ。このやり方が理解できれば、全…

RawtherapeeにWavelet Denoisingがキター

ウェーブレットでデノイズだと。まったく意味不明だが、想像するに。以前は、肌のキメを整えるのに、フォトショップで周波数ドメインのレイヤー拵えてしこしこ作業してたのを、のを〜、ウェーブレットで一発ぅ、みたいな。違うかなあ、多分遠からずやで。ウ…

貧者の赤道儀 (The Poor Man's Equatorial) - (4) コツなど

処理前と処理後を比較してみる。一枚目はRAWから目一杯コントラストあげて現像したもの。ノイズが酷い。二枚目は処理後。ノイズは掃き出され、M42が楽に確認できる。 まとめる暇もなく勢いで書いたのでとっ散らかってしまったが、引き続き「貧者の赤道儀」は…

貧者の赤道儀 (The Poor Man's Equatorial) - (3) スクリプトの準備

撮影フレームの赤緯が正確に判ったので、後は位置合わせして重ねあわせる処理を行う。これを自動化するためにシェル・スクリプトを用意する。シェル・スクリプトからはNonaとImagemagickやGraphicsmagickを呼び出す。が、Nonaは処理条件などをファイルで指定…

貧者の赤道儀 (The Poor Man's Equatorial) - (2) 視点の算出

何処の写真を撮ったのか、赤緯を知る必要がある。それもかなりの精度で。撮影時の計画で大体の位置は分かっていると思うが、それ以上は写真から算出する。算出すると言っても、決定的な方法はないので、泥臭い方法でやる。左は撮影した写真だが、上の方に明…

貧者の赤道儀 (The Poor Man's Equatorial) - (1) 真南の場合

先日カノープスを撮影した。 カノープス撮影 - ぽこにっき これだけでは勿体ないので、どこまでノイズを減らせるのか試してみることにする。要するに、カメラを固定して間欠撮影した夜空を変形させ、回転させ、位置合わせして重ねあわせ、平均してノイズを掃…

カノープス撮影

引っ越した。京都の真ん中から、中部地方へ。しばらくは友人も出来ずに「人」を撮影する機会は無さそうだ。スピードライトは後回しになりそうだ。何処へ引っ越しても、幼少から慣れ親しんだ星空はついてくる。見上げれば友人が居る、ということだ。家は南向…