無駄(そうでもない)フォーカススタック

昆虫のマクロ撮影などでよく使われるフォーカススタッキング。浅いフォーカスを補い、手前から奥までバッチリ解像という、毛唐の好きそうな技だ。好みの問題だろうが、ワシはそういうのはあまり。毛穴の写ったヌード写真みたいなもんだわ。

んで、解像目的じゃないフォーカススタックを提案したい。ボケに拠る奥行き感とフォーカスがあった感じをいいとこ取りしたい。開放でボケてた部分にはハローが出て、なんというか、空気の厚みを感じる、湿度の多い温室で撮ったような、そんな仕上がりを目指す。

フォーカス位置は動かさずに、絞りを変えてブラケッティングする。こんな感じ。f/2.8からf/32まで。


で、こいつらをenfuseで重ねるだけ。パラメータはデフォルトで。左はf/8.0、右が無駄フォーカススタック。