貧者の赤道儀 (The Poor Man's Equatorial) - (2-c) CIAOで整列、検証

NASAはチャンドラX線観測衛星つうのを運営しておって、衛星のデータ解析のためにCIAOというツールを公開している。これに使えそうなコマンドが有るので試してみる。

CIAOのインストール*1

衛星はNASAだが、ツールはハーバード大学で開発している模様。下のリンクを辿ってインストールだ。

検証

早速検証してみる。使うのは、reproject_image_gridつうコマンド。solve-fieldすると元のイメージを含むFITSファイルができているはず、これを入力にして、WCS座標もろもろをパラメータにする。img.listには入力にするFITSファイルが羅列してある。

$ reproject_image_grid infile=@img.list outfile=reproject.fits xcenter=84.516787 ycenter=-4.669385 xsize=6692 ysize=2841 method=average pixelsize=15.3291\" theta=0 clobber=yes

綺麗に重ねられてます。さすが超ガチの学術研究用だは。しかしよお、averageつってんのに、これは違うよね。どうなってんでしょ、も少し調べてみよう。

*1:さすがはハーバードだ。つうのは、/usr/localなんぞにテキトーにバラ撒かずにシェル起動の度にパスを通すという運用になっている。ソースもシンプルアンドステューピッドで実に読みやすい。一方、NASAのMontageでは酷い目にあった。Pythonのモジュールを$HOME/.localに追加してくれるんだが、こいつが他のPythonアプリケーションと衝突する。具体的にはvirt-manager。そんなもんまでPythonなのかよ、と。ワシ嫌いなんだけどな、Python