ロハでHDRパノラマ (4): パノラマ作成・概要
前回、HDR合成まで終わって、パノラマにすべくTIFFファイルに出力した。今日はこいつらを取りあえず繋ぎ合わせる。
道具は、Hugin。これはパノラマ作成ツールのGUIで、実際の仕事は、Autopanoや、nonaがやってくれる。Autopano-sift-Cは特徴点抽出を、nonaは写真の繋ぎ合わせをそれぞれ担う。ソースの公開されていないPTSticherの代替がnona、ということらしい。プラットフォームによっては、Huginと別にこれらをインストールする必要があるかもしれない。Windows版のインストールは下がが詳しいようだ。
取りあえずやってみる。Huginを起動すると、一枚目のタブが開いており、これをそのまま使うのが第一歩。
先ず、準備しておいたTIFFファイルを登録する。起動画面の「登録」ボタンを押してファイルを指定する。ファイルを読み込むと次のダイアログが出る。
何やら高圧的だが焦らない。要は、「ダンナ、EXIF抜けてるんでレンズのこと、ちょいと教えてくれませんかねえ」つうこと。焦点距離は元のJPGのEXIFを見れば分かるだろう。焦点距離換算係数は、35 mm換算するときの係数。例えば、デジカメのカタログに、6.0 (W) - 22.5 mm (T) [28 (W) - 105 mm (T)]などとある。6.0 - 22.5 mm というのが実際の焦点距離、28 - 105 mm というのが35 mm換算の焦点距離、換算係数は28 / 6 = 4.67 となる。
レンズ情報を入れたら、おもむろに、起動画面の「配置」。これでおしまい。Autopanoが特徴点を抽出し、nonaが繋ぎ合わせてくれて、プレビュー画面が開くだろう。これで満足ならそれでいい。
次回は微調整などのコツを。
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