ロハでHDRパノラマ (24): HuginでのHDR合成、動体除去
HuginでのHDR合成では、比較的自然な動体除去が得られた。何が違うのか、ちょっと調べてみた。Huginのサイトから辿ると、実装の元になったサイトにたどり着く。
さらに、論文をたぐって目を通してみた。門外漢なのでアレだが、
- 複数の露光から画素の値を決定する際、重み関数、カーネル密度推定でひと工夫するよ
- 従来の重み関数と違い、RGB各チャネルに共通の値を使うよ
てのが興味深い。確かに、偽色が少ない絵が出るのは、RGB共通の重みによるものだろう。先日も比較したが、またしつこく比較してみたい。というのも、hugin_hdrmergeはpfshdrcalibrateと比べて、使うのが面倒くさく、スクリプトの改造に手間取りそうなのだ。手を掛けるのなら、その前にその実力を把握しておきたい。
左がhugin_hdrmerge、右がpfshdrcalibrateによるもの。いずれも、HDR合成はJPG×三枚から、トーンマッピングはpfstmo_fattal02とpfstmo_mantiuk06を使い合成、パラメータは共通。
うーん、甲乙つけがたいな。本気で動体除去する時はGIMPで編集してしまうので、上の2.はそう問題でも無い。それより、3.だ。RGB共通の重みのせいか、全体的に色が絞まらない。うーん、どうしようかねえ。もっと比較して悩もう。
本気で(手で編集して)動体除去して、HuginでHDR合成して.exr形式で保存、pfstoolsでトーンマッピングしたのがこれ。JPG×14枚から。なかなかイケルと思うんだが。
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