ロハでHDRパノラマ (23): 動体除去はHuginで

最近、割とメンドクサイ動体除去をやった。JPG×3枚を4セット、合計12枚だ。その時の手順はこんなだった。

  • align_image_stack で位置合わせ
  • GIMPで編集、動体を除去
  • pfstoolsでHDR合成・トーンマッピング


いつもの手順に、GIMPで編集という手作業を挟んで、慎ましくも動体除去をやっていたわけだ。ふと気づいて、Huginで作業するとどうなるかなと。というのは、HuginのHDR合成は、pfstoolsではなく、独自のプログラムを使っているからだ。自ずと結果も違ってくるだろうと。先に結論を言うと、動体除去はHuginのhugin_hdrmergeの方が一枚上手な感じだ。

分かりやすいように、GIMPで編集せずに、通行人がガンガン写ってしまっているJPGをpfstoolsとHuginにそれぞれ喰わせてみた。



上がpfstools、下がhugin_hdrmergeでHDR合成したもの。トーンマッピングは何れもpfstoolsだ。どうだろう、偽色というかゴーストというか、本来目障りなアーティファクトがあまり目立たない。これは良い。スクリプト改造してhugin_hdrmergeを使えるようにしよっと。