ロハでHDRパノラマ (18): レンズキャリブレーション、スクリプトで
一月ほど前、レンズキャリブレーションについて書いた。これ、
Huginで使用する前提で、a, b, cを算出した所で終わらせていた。
最近はパノラマにちょっと飽きてきているのか、Huginを起動することが少なくなった。スクリプトでHDRポンで結構しあわせだったりする。それでも、画面の歪みが気になったりすることはある。だからといって、補正のためだけにHuginを起動するのも癪に障るので、レンズキャリブレーションまでスクリプトに放り込むことにする。
Huginで求めたa, b, cは、Huginのツール群であるところのFullaでそのまま使える。というか、HuginはFullaを呼び出しているだけだ。次のようにするとよい。HDR合成・トーンマッピング・調整の後、最終段階でいいんじゃないだろか。
fulla -g -0.015:0.021:-0.031:1.0 -o $OUTFILE $INFILE
引数は多項式の係数で、4つめは一次の項だから、FOV (視野角)の補正項の係数だ。とりあえず1.0としとけば良い。
また、-gとは別に、赤と青チャネルの係数を与えれば、色収差を補正することもできる。ま、JPGで撮影してるワシにはあまり関係ないが。そのうち色収差補正もやってみるかもしれない。
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