晩にも散歩だ・貧者のNDフィルタ

ヘタすると日中の気温が25度を超え夏日となるこの季節、日が落ちた後夕涼みがてらの散歩も良い。京都市街地には陸橋がほとんど無く、自宅から歩いていけるのは恐らく五条通に掛かってるものだけだと思う。堀川五条はその中でも一番大きいんじゃないか。そこへ三脚を据え、長時間露光で遊んでみた。


f/8.0, ISO80, 20secという条件で、南北、東西方向の信号の変わり目に合わせて何枚か撮影。これらをHuginで合成し、HDR出力した。

撮影してるとき、通りがかりの人に声掛けられた。なにやってんのー、みたいな。なんでも、学校を出たとき、友人と、「お前は東京、俺は京都でそれぞれ頑張ろうな」と誓いを立てた場所だそうで。じゃあ、ネットに上げるときは「想い出の陸橋」つう名前付けさせてもらいますう、って言ったら大層喜んでいた。まあ、いい話聞けてラッキーだ。

で、貧者のNDってなんぞ、ってなもんだが。これだ。自動車ガラス用の遮光フィルムを紙で作った筒に貼り付けたもの。製作時間15分、材料費はタダ。

フィルムは恐らく、アルミ蒸着フィルム。説明書によれば、透過率は16%。つまり、上の撮影でND無しだと、露光時間は3sec程度になってしまい、綺麗な光の筋は出ない。

左はND無し、右はND有り。ホワイトバランスの心配は無いようだが、同心円状のハロが出ている。ま、夜景の撮影では問題ないでしょう。