S95、CHDKで動体検知 (2): スクリプトの入手と検証

先ずはスクリプトを入手だ。下のリンクからMDFB-080914.zipをダウンロードして、解凍し、MDFB-080914.basをSDカードの/CHDK/SCRIPTSに保存する。


SDのプロテクト爪をLock側にしてカメラに戻し、電源を入れればスクリプトを使う準備はOK。メニューからスクリプトをロードして試してみる。確かに、スクリプトが走っている状態でカメラを動かすと何やら勝手に露光している模様。

スクリプトの反応時間を知りたいので、適当な動画を用意する。動画は、75fps、全画面が白いフレームを5枚(67ms)、番号を入れたフレームを5秒分程度とした。

$ for ts in `seq -w 5 374`; do convert -size 640x512 xc:black -gravity Center -pointsize 50 -fill white -annotate +0+0 "${ts}" ${ts}.jpg; done
$ convert -size 640x512 xc:white 000.jpg
$ ls *.jpg > list.txt
$ vi list.txt
$ mencoder -nosound -ovc lavc -lavcopts vcodec=mpeg4:mbd=2:mv0:trell:v4mv:cbp:last_pred=3:predia=2:dia=2:vmax_b_frames=2:vb_strategy=1:precmp=2:cmp=2:subcmp=2:preme=2:qns=2 -o output.avi -mf type=jpg:fps=75:w=640:h=512 mf://@list.txt

$ mplayer -fs -loop 0 output.avi 

白フレームでトリガーが掛かって、シャッターが切れた時のフレーム番号から反応時間を見積もろうという訳だ。この動画を全画面でループして再生させ、モニタに向かってカメラを三脚で固定してテストした。カメラの方は、マニュアルで、測光も合焦もOff、プレビューも切っておく。20回テストした結果は、

11, 13, 13, 16, 13, 12, 12, 13, 17, 12, 17, 22, 15, 13, 13, 14, 12, 15, 13, 11


となった。平均で13.85フレーム、換算すると185 msとなった。前回の指標、0.2秒を辛うじて下回っている。つまり、前駆放電をトリガーにして本放電の撮影ができそうだ。


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