愛機は、Canon Powershot S95

私の愛機は、Canon Powershot S95。正直、Nikon COOLPIX S8100と大いに迷った。光学機器としてはNikon上等で、Canonは褒められたものではないのは分かってるんだがね。価格帯がちょい違うんで、比較するのはかわいそうなんだけど、なんだろね、総合力だね。こんなとこを重視した。

デジタル一眼ではなく、コンデジ

街撮りで、早朝・夕暮れに一眼持ち歩いていると目立ってしょうがない。ただでさえ、怪しい風体で職務質問常連なのに。

広角側

ちょっとした建物、建築物を道路はさんで撮るとき、S8100焦点距離30 mmはちょっとしんどい。

明るいレンズ

最初から手持ち撮影でもHDRやるつもりだったので、暗いレンズより明るいレンズが有利。ブレないようにISO感度上げてもいいけど、上げすぎるとザラつくし。

そんなズーム要らねえし

S8100には光学10倍ズームがあるんだが、要らん。そんなにズームしたらブレるだろ。スナップ写真機になんでそんなモン付けちゃうかね。理解に苦しむ。

裏面CMOSはパス

新しいものが欲しい訳じゃなくて、カメラが欲しいんだよね。性能のアドバンテージもいまいち感じられないし。センサーサイズも1/2.3吋に対して1/1.7吋で、Canon Powershot S95に一理あり。センササイズだけ見ると対した差は無いように見えるがそうではない。(2.3 / 1.7) ^2 = 1.83、つまり同じ画素数なら、1.83倍の面積、ひいては電子数、ひいてはノイズマージン。センサは大きければ大きい程よい。

DIGIC IVは魅力

フラッグシップ機から普及機まで共通の画像処理チップ、つーことで、普及機ではお得感。どっちにしろ、このくらいの価格のデジカメのセンサーなんてロクなもんじゃないし、レンズもロクでもないはずだから、画像処理無しではカメラとして成立しない。ならば、定評のあるCanonの画像処理だ、と判断。

生のCCD出力画像を見たことある人はそんな居ないと思うが、酷いよ。産業機器画像処理用の50マソエン越えるようなセンサーでも、欠陥だらけ。特に海外のCCDは酷い。民生デジカメも言わずもがな。

レンズも然り。デジカメ (センサー、レンズ、画像処理コミコミ)で数万円、ロクなレンズの筈が無い。歪みまくりの、収差だらけ。光学ズームといっても名ばかりで、オートフォーカスありきのバリフォーカルだろ。

べつにCanonを、Nikonをディスってるわけではない。一般消費者向けに血の滲むような商品開発をやってるんだよね。有難や有難や。

こういうセンサーやらレンズやら、ロクでもない材料を上手く料理してくれるのがDIGIC IVだ。だからワシは、コンデジ撮影は基本JPGだ。RawいじくってもDIGIC君には勝てねえ。

Canon Powershot S95なら30,000円切ってるし、Nikon COOLPIX S8100なら20,000円切ってる。今ならお買い得だ。オススメは断然Canon Powershot S95だが。

下は、Canon Powershot S95で作成した手持ちHDR・パノラマの例。

関連する記事