北海道に行ってきた・積丹半島

北海道3泊目は札幌だ。夕刻ホテルに着いた。明日の予定は未だ何も無いと聞いて、呆れてひっくり返った。どうすんだよ、と。ワシ的には、旅行先の時間は貴重なのは判ってるから、出来るだけきっちり予定を立てて置く方なんだが。だいたい、登別から札幌までの移動、列車の時刻も決めてなかったし、もちろん座席も取ってなかった。こういうのはワシは苦手だ。行き当たりばったりでうまく行ったとしても、なんだかすっきりしない。予定しておいての上手く行ってのすっきりでしょ。

で、曰く、「積丹半島に行きたい」だと。勝手にしなさい、つうことで、そこから何やらレンタカーの手配なぞしておった。信じられない。泥縄にも程があるだろ。

ぐずぐずしてる間に日が暮れてきた。ワシは写真撮りに行きたいんだがなあ。早く出かけようぜ、と急がせるが、こいつは基本ノロマだ。一時間ほど待たされる。もう夕焼けには間に合わない。

案の定、市電車中から夕焼けを眺めるハメになった。藻岩山展望台に着いたときにはすっかり暗かった。函館の二の舞だ、なんてこった。

明けて翌日、JRで小樽まで行き、そこから車を借りて積丹半島へ。積丹号っつう遊覧船が思いの外良かった。しかし、ここで風邪をひく。当たり前だ、潮風に当たる予定なんか無かったんだから。いくらなんでも寒いっつうの。この風邪はタチが悪く、書いてる今も未だ微熱が続いている。泥縄のツケは大きい。

頑張って神威岬まで行ったが、節々がギシギシ、熱でフラフラだった。もひとつ頑張って帰りに余市のニッカウヰスキーへ。ワシ運転で呑めないし、風邪で気持ち悪いし、何にも面白くない。畜生め、お土産で買ったシングルモルトはワシが一人で呑んじゃる。