写真から3Dモデルを作製する (1): 概要
写真から3Dモデルを作りたい。対象を複数のアングルから撮影した写真の特徴点を抽出してごにょごにょするんだろう。理屈は難しい訳では無いのだが、家庭用のPCでは技術的にも、リソース的にも困難だった。ただ、最近のPCが高速になってきたこと、GPUを利用した高速化が可能になったこともあり、こういうことをやってみようつう人は増えてんだろう、多分。その分、技術的に洗練されてきてるはずで、ワシのようなドシロートでもそれなりに試行してみることも出来るはずだ。
実はちょっと前にも同様の事を試してみたことがあったのだが、全然うまく行かなかった。その時は、
つうのを試した。まあ、コンパイルして実行するまでが大変、動いても良好なモデルは出てこなかった。そもそも、insight3Dは学生の卒論が元なので、卒論としての役割が終わった後は碌にメンテもされていない様子だった。
写真から3Dモデルを作りたいというニーズは一定量あるようで、あのAutodesk社もẀEB上のサービスなどを提供している。
ワシのPC環境では試してみることは出来ないので、なんとも言えない。ま、Autodeskだし、試せる人は試してみて、それで満足ならそれで良いと思う。
で、ワシ、どうしよう?ってなもんだが。幸い、新たな選択肢があるようだ。
ワシントン大学(UW)発のプロジェクトの様子だ。著者のChangchang Wuは画像処理が専門だろう、現在Googleに勤務とのこと。ま、筋は良い。というか、VisualSFMはUI部分。実際に仕事をするのは外部のライブラリだ。ライブラリも錚々たる面子だ。
- http://www.cs.unc.edu/~ccwu/siftgpu/
- Multicore Bundle Adjustment
- CMVS
- http://ptak.felk.cvut.cz/sfmservice/websfm.pl?menu=cmpmvs
ああそうか、このWuさんて、SIFTの作者だ、道理で。この後の作業、おおまかに言うと次の様になる。