ローライトモードでブラケッティング、S95でCHDKを使う

夕暮れ時や夜明けに散歩がてら街撮りをすることが多い。ただ、良い色が出て且つ十分な光量が得られる時間、天候にも因るが、ほんの15分程度だ。もう少し感度が欲しいなと思っていた。

ISO上げればいいじゃん、では無い。HDRやるので、ISO上げるとザラつきが凄く目立ってしまう。ノイズを増やさずに感度を上げたい。幸い、S95にはローライトモードというのがあり、画素ヨンコイチで撮影できる。無論、画素数は減るが、それでも2.5M (1824x1368)だ、充分だろう。ただ、ローライトモードでのブラケッティング設定が無いので、これまでは指を咥えていた。

ご存知かもだが、Canonファームウェアはロシアのハッカーグループに徹底的にハックされており、CHDKという改造ファームを使うことが出来る。機種を選定するとき、カメラそのものの実力もさることながら、CHDKも考慮に入れていたことは否めない。インストールなどは詳しい人に任せよう。要するにSDカードのルートにダウンロードしてきたCHDKをブチまければ良い、それだけ。


ワシの場合、16GBのSDなので下のサイトを参考にして自動ブートさせている。


CHDKで起動すると、これまで手の届かなかったことが可能になる。ひとつは上述のローライトモードでのブラケッティング。各撮影モードにバーストモードがあるが、これのシャッタースピードなどをオーバライドして実現している様子。バーストモードなので、合焦動作が入らないのも良い。シャコンシャコンシャコーンシャッコーンてな感じでサッサと撮影完了。しかも上下2EV以上で何枚でも連続可能。例えば、ステップを2/3EVにして、モードを±モードにしておくと、

0 → +2/3 → -2/3 → +4/3 → -4/3 → +2 → -2 → +8/3 → -8/3 → +10/3 → -10/3 → ...

と、シャッターを押している限り延々と撮影してくれる。これは便利だ。ササッと終われば蚊にも喰われないし。

東芝 SDHC 16GB Class10 海外パッケージ品

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