Rawtherapeeを使う理由

Rawtherapeeつうデジカメの現像ソフトを愛用している。理由・経緯は色々あるんだが、

  • 自宅PCはUbuntuなので、そもそもカメラメーカ製の現像ソフトが基本動作しない。
  • wineつう手もあるが面倒くさい。
  • オープンソースLinuxで動作するものは限られている。dcrawかRawtherapeeの二択だな。
  • dcrawは古参で動作も安定している。普通はこっちで充分。UIは別建てなので、Ufrawつうインターフェースで使用していた時期もあった。


元々はdcrawで満足してたわけだ。

  • dcrawはコマンドラインからも扱いやすく、HDR作成スクリプトなどからも呼び出しやすい。
  • Ufrawのレンズ補正は結構良かった。レンズプロファイルが充実しており困ることは先ず無いだろう。


ただ、写真のデータを絞り切ってギリギリまで調整する時はRawtherapeeだ。なぜか。

  • Googleが金出して開発させているようなもので、豊富な開発リソースがあり、安定している。
  • 新しい画像処理アルゴリズムの実装が早い。一部のセンサ(Foveon)を除いてはデモザイクは未だ発展の余地が大きい。
  • カメラメーカも研究・開発はやってるだろうが、そもそも人員もアレだろうし、質もアレだろうし。OSSで何やってくれてるのか見えてる方が私はスッキリする。


なのだ。だからWindowsを使っている人でも、Rawtherapeeで最新の画像処理の威力を経験することは出来るし、積極的に使う理由もある。一度使うと止められない、というのが実感だ。特に気に入っているのは、

  • デモザイキングアルゴリズムの豊富さ
  • 強力で細かく調整できるノイズリダクション
  • 自動TCA補正
  • 自動歪み補正
  • ハイライト再構成
  • HSV空間での色調整


使ってみる気になった?ならないか、残念。

Rawtherapee

Rawtherapee