京都の「上ル・下ル」、勾配はいくつ? (1)

ご存知か、京都の住所は慣用的に「○○通り××上ル△△町◇◇番」という風に表記したり、口述したりする。市街地の道路は概ね東西南北に直行・直交しており、通りの名前さえ覚えれば、場所の特定が容易だからだ。また、郵便は郵便番号と町名で届くようにはなっているが、市内に同じ町名が複数ある場合も有り、紛らわしい。通りの名前を覚える数え歌があり、子から孫へ受け継がれている。「五条より下に遊びに行ってはアカンよ」などと、小さいころから仕込む訳だ。


札幌の住所もこんなだが、通りを名前ではなく番号で表す仕組みだ。どちらが優れているか判断できないが、京都の通りの名前にはそれぞれ歴史と背景が有り、それが解ってくると楽しい。

「上ル・下ル」と言い、実際に北側が高い、緩い坂道になっている。それじゃ、どのくらいの勾配なのか知りたくは無いか。ワシは知りたい。本屋にでも行って、市街詳細地図を拡げて見れば一目瞭然なのだが、それじゃブログのネタにはならない。

という訳で、国土地理院のデータを引っ張り、データを変換し、Googleearthで読み込むことをやってみる。詳細は明日以降。