四月の馬鹿

四月馬鹿じゃあありません。四月の馬鹿。とあるつけ麺屋、高倉二条とその客。

散歩していて、腹が減ったのでラーメンでも喰うかと、通りかかったラーメン屋へ。5、6人店の前に並んでいたが、まあラーメンだし、5分か10分で入れ替わるだろうと高を括っていた。子連れの4人がさっき入って行ったのを見たが、こいつらがチンタラするかも、とは思っていた。

結果、40分も待つことになった。ラーメンに40分、ありえない。こっちも意地だね。ようやく暖簾をくぐると、券売機。これが馬鹿。一人ずつしか買えないので、4人いっぺんに入店しても、オーダーは一人ずつ、2分おきにしか通らない。お連れさんが居ると、最後尾の人のオーダーを待ってから麺を茹でている。馬鹿。だから廻んねえんだよ。

客が馬鹿。チンタラチンタラ喰ってやがる。さっと喰ってサイナラッつうのが粋だろよ。つけ麺のタレにご飯ぶっこんで喰ってる馬鹿も居た。ワシの横で猫マンマするんじゃねえ、下衆が。家でやれってんだ。だいたい、連れとベチャラベチャラ喋ってんじゃねえ。てめえが喰ってんのは、ラーメン。豆腐懐石じゃないの。つうか、パチスロの話するんならふさわしい場所でやれよ。聞くのも汚らわしい。聞いてりゃ立命館っつうじゃねえか。そもそも学生のパチンコは違法、なんだよ。分かってんのか馬鹿。

器が馬鹿。つけ麺のタレを鋳鉄の小鍋に入れてやがる。馬鹿だな、徹底的に。底の平らな容器からでは、箸で麺をすくうのが難しい。難しくは無いが、お椀だったら楽だろうに、とは感じるだろ、日本人なら。まーた、小鍋とは言え鋳鉄、重いので左手で持つ訳にもいかない。だから、カウンターに馬鹿面並べてみんな犬食いだ。朝鮮人だろ、これじゃあ。

もうヤメだ。和紙に「らーめん」なんて書いて貼ってる店には金輪際行かねえ。