微細構造定数ってなに?

ってもんだよな、普通は。量子力学とか現代物理やるとチョイチョイ出てくる定数で、次のように定義されている。

 \alpha = \frac {e^2}{4 \pi \epsilon_0 \hbar c} = 7.2973525698(24) \times 10^{-3} = \frac {1}{137.035999074(44)}.

ナニが嬉しいかって言うと、 4 \pi \epsilon_0は置いといて、素電荷 eと光速 cプランク定数 \hbarの組み合わせがほぼ整数、というのがビックリ。ほとんど奇跡みたいなもの。ダンボールに「137」とだけ書いて国道沿いに立っていれば、必ずヒッチハイクに成功する。数字を見た物理学者が同業者を放っては置かないから。という冗談があるくらいだ。

つまりこの特別な数字には、電磁気学相対性理論素粒子物理のエキスがギュウギュウに詰まっている。しかも、無次元。神憑っている。
そんな特別な数字が本当は特別じゃないかもって言い出した。これだ。


なかでも、この人の説明はすごく分かりやすい。多分、本職の物理屋だと思う。


どうなんでしょね。死ぬ前に知りたいね。*1

*1:はてなの数式のレンダリングは糞。きちゃない数式見せてスマン。