恐怖の大腸菌

病原性大腸菌がまた問題になっている。大腸菌には「株」というか分類があって、O157とかO111とか呼ばれている。こいつらが吐き出す毒で幼児なんかは危ない。

そういうことを知っててか知らずか、ワシの家では10歳くらいまでは、生肉、といっても家庭の食卓では馬刺しが多かったが、生肉は食べさせてもらえなかった記憶がある。「なぜダメか?」と訊くと、祖母が言うには、「にんにくとかショウガ、わさびを食べれないうちは生はダメ」とのことだった。まあ、理に適っているわな。だからワシ的にはサビ抜き寿司は愚の骨頂、自殺行為にしか見えない。

今でも、チェーン展開の店では生肉は食べない。主人がきっちり包丁握っていて、「今日は肝、イケる?」とか、そういう会話が無いと安心できない。

肉に大腸菌が付着してるってことは、精肉の段階でクソ味噌一緒くたってことだ。大きな動物を捌いて食べるってのは本来難しいものなんだよ。膀胱破っちゃうと臭くて喰えないし、ブルブルで嵩も重さもある肝を傷つけずに取り出すのもちょっとした技術だろう。

肉屋に綺麗に並んでるから、金払ってるんだから、で安心はできないってことだ。