京都の「上ル・下ル」、勾配はいくつ? (2)

早速だが、国土地理院から勾配データを引っ張ってくる。国土地理院は、複数の種類の地図情報を基盤地図情報として、閲覧・参照できるように整備している。個人利用する限り問題ないようだ。今回必要なのは、数値勾配データ (DEM)だ。特殊な道具、金の掛かる道具は必要ない。LinuxでもWindowsでも同様に作業できると思う。

データのダウンロードには登録が必要だ。メアドを登録して、IDとパスワードを準備する。ログオンしたら、範囲を指定してダウンロードする。

→ 「基盤地図情報・数値標高モデル・JPGIS (GML)形式」を選択する


→ 「5mメッシュ」を選択する


→ 地図の必要な部分を選択し、ダウンロードする。「SELECT-DATA.txt」も日付をつけて、「SELECT-DATA-20131205.txt」の様にしてダウンロードしたファイルと同様に保存しておくと良い。


ダウンロードしたファイルは各メッシュ毎に.zip形式でまとめられている。中身は標高データで、三次メッシュ毎に番号がつけられた.xmlファイルだ。地図の範囲を絞り込むために、必要な.xmlファイルのみを選択して別のフォルダにコピーする。この際、知っておいた方が良いことがある。

  • 地図範囲は「メッシュ」で指定する
  • メッシュは、大きい方から「一次メッシュ」「二次メッシュ」「三次メッシュ」と呼ぶ
  • 一次メッシュは、東西に1°、南北に約0.66°の大きさ
  • 二次メッシュは、一次メッシュを東西・南北それぞれに八等分したもの
  • 三次メッシュは、二次メッシュを東西・南北それぞれに十等分したもの
  • メッシュには番号を付与し、南西を原点方向として、南北番号を先、次に東西番号とする
  • 一次メッシュに四桁、二次メッシュに二桁、三次メッシュに二桁


解りにくいな。下のサイトを参照してもらえると解ってもらえるだろう。.zipファイルは大事に取っておいて、必要な時に解凍したら良いだろう。地図の必要な部分だけを空のフォルダに突っ込む、それだけ。地図の領域が分断されている場合、動作がどうなるか知らない。ま、最初は500m四方くらいでテストした方が良いだろう。


次回はフォルダに放り込んだデータをGeoTiff形式に変換する。